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胸鎖乳突筋が張る理由

胸鎖乳突筋が張る理由
胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)は、首の前側から斜めに走る大きな筋肉で、頭を支えたり回したりする重要な役割を持っています。この筋肉が張ってしまう原因の多くは、日常の姿勢やクセによって余計な緊張が積み重なることにあります。まず代表的なのが、スマホやパソコン操作による“うつむき姿勢”。頭は体重の約4〜5kgもあり、前に傾くほど胸鎖乳突筋に強い負担がかかります。その結果、筋肉が常に引っ張られ硬くなることで、張り感や痛み、つっぱりを感じやすくなります。

また、ストレスによる噛みしめ癖や歯ぎしりも胸鎖乳突筋を緊張させる大きな要因。顎周りと首はつながっているため、咬筋や側頭筋がこわばると胸鎖乳突筋まで連動して硬くなってしまいます。さらに、浅い呼吸や肩の巻き込み姿勢もこの筋肉を縮こまらせ、張りを強める原因になります。

胸鎖乳突筋が硬い状態を放置すると、首コリだけでなく頭痛や顔のむくみ、フェイスラインのたるみにもつながるため、早めのケアが大切です。姿勢改善や顎まわりのリリース、適切な整体施術を組み合わせることで、張りが軽減し首が軽く感じられるようになります。